埼玉西武ライオンズは1日、楽天モバイルパーク宮城で予定された東北楽天ゴールデンイーグルス戦が降雨のため中止となった。西武と同じく開幕3連敗を喫したソフトバンクがこの日、日本ハムに5ー1で快勝して初勝利を挙げたため、西武は単独最下位に。見慣れた光景にX(旧Twitter)には自虐ネタがあふれ、トレンド入りした。
左腕隅田「僕が開幕させる」
試合は早々に中止が決まったが、先発予定だった左腕、隅田知一郎はXで「今日試合ありますよ!」と投稿。エイプリルフールのネタなのか、こちらも話題となった。自身を「雨男」と揶揄しながら、開幕から未勝利のチームに「僕が開幕させられるように」と頼もしい言葉も残していた。
2日の楽天戦にスライド登板に。ただ、終日雨天の予報となっており、中止となれば3日の先発がどうなるか。予定通りなら左腕菅井信也がマウンドに立つことになるだろう。
また中止が決まる前、オープン戦で好投して2日に登板予定だった與座海人が体調不良のため登板を回避に。2年目の上田大河が代役に立つことになっていたが、こちらも登板はなくなりそうだ。

https://www.msn.com/ja-jp/sports/other/西武-サブマリン右腕の与座海人-体調不良で2日楽天戦の先発予定回避-西口監督も-残念/ar-AA1C1vXW
3連戦で沈黙の主将源田
この人の不調もクローズアップされた。東スポの記事で、開幕3連戦で7番ショートで先発しながら、10打数無安打と沈黙が続く主将の源田だ。開幕直前のけがで出場が危ぶまれたこともあり、その影響が残っている可能性がある。
打席だけではなく、揺るぎのない安定感があるはずの守備でも、エラーにはならなかったものの痛いミス。チームも自身も不調が続けば、その度に不倫騒動が持ち出されかねない。状態を万全にしてからでもまだ遅くないが、出るからには結果で示すしかないだろう。
楽天戦では、3連戦で固まらなかったセカンドで、野村大樹を7番に据える攻撃的布陣により、源田は9番に回ることも考えられる。カードが変わって雨天も挟み、心機一転させたいところだ。
オープン戦半ばに「左大腿直筋損傷」で戦列を離れながら、滑り込みで開幕一軍入りした昨年までの主将・源田のバットからは、10打数無安打と快音が聞かれない。開幕戦では完璧に捉えた打球を相手二塁手・上川畑のジャンピングキャッチに阻まれる不運もあったが、その後は凡打を重ねている。
絶対的な信頼を置かれている守備面でもほころびを見せた。前進守備を敷いていた第2戦の4回一死二、三塁の場面で郡司の打球が正面を突きながら、グラブの下を抜ける痛恨のプレー(記録は左前適時打)。第3戦でも5回二死からレイエスの二遊間のゴロに追いつきながら、グラブではじいて二塁打とされてしまった。その後、野村の2ランの呼び水となる〝記録に残らないミス〟を連発するなど覇気が見られなかった。
昨オフには文春砲により表沙汰となった不倫騒動が尾を引いているのかもしれないが、チーム最高年俸(推定3億円)を受け取る遊撃のレギュラーとして試合に出ている以上、言い訳にはならない。
巻き返しを図る仙台3連戦で「勝負師」といわれる西口監督が覇気のない源田をどう起用するのか。

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