3月28日(金)18時・ベルーナドーム
日本ハム 000 000 101|2
西 武 000 000 000|0
(日)○金村(1勝)ー田宮
(西)●今井(1敗)ー古賀悠
▽本塁打 【日】清宮幸太郎1号(7回ソロ)レイエス1号(9回ソロ)
今季も貧打に泣くのか。プロ野球セ・パ両リーグが開幕した28日、西武は本拠地ベルーナドームであった日本ハムとの初戦で、0ー2で敗れ、2年ぶりに黒星発進となった。エース今井達也が完投も、打線が散発6安打で援護できず。プロ3年目右腕の金村尚真に初完封を献上した。西口文也新監督の初陣を飾れなかった。

今井の完投実らず
2年連続で開幕投手を務めた今井は105球で被安打6、無四球で2失点完投と役目を果たした。六回まで無失点を続けていたが、勝負所で2発を食らった。
0ー0の七回。先頭の清宮幸太郎への初球、内角低めの151キロ直球を、ライトスタンドに運ばれた。九回には2死からレイエスに投じた外角スライダーを左中間に放り込まれた。
息の詰まるような投手戦で、特に九回にあとアウト一つで許したホームランは、大勢を決しただけに痛かった。奪三振が三つという少なさから本調子ではなかったと思うが、省エネ投球で初戦から完投し、無四球の安定感は新境地を開いたか。早めに援護点をもらえれば、勝ち星がつく日は近いだろう。
打線不発も光明
1〜5番は昨季の開幕戦と全く異なる顔ぶれとなった新生打線も、散発6安打で無得点。同じ安打数でも、すべて単打の西武に対し、ホームランで試合を決めた日本ハムとは長打力の差が勝負を分けた。
一発のない打線なだけに、細かいミスが痛かった。四回、1死から西川愛也がチーム初安打。ネビンが左前打で続いたが、西川が三塁でアウトに。レフトの動作を見ての積極的判断で間一髪だったが、先制のチャンスをふいにした。
一方、その西川はいずれもライト前への3安打で猛打賞と2番起用の期待に応えた。さらに光明は、開幕戦で5番に抜擢されたルーキー渡部聖弥のマルチ安打だ。
五回の第2打席で引っ張ってレフト前にしぶとく運び、プロ初安打。七回の第3打席では、逆らわずにセンター前に弾き返した。いずれも表情を変えることなく一塁ベースへ。すでに貫禄すら漂わせ、頼もしい戦力の到来を告げた。
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