3月22日18時・ベルーナドーム
DeNA 000 040 010|5
西 武 000 000 020|2
(D)○平良、若松、岩田、徳山、マルセリーノ、S入江ー松尾
(西)渡邉、黒木、●中村祐、上田、山田、黒田ー古賀悠、牧野
(本)元山飛優(西)1号2ラン=8回

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初登板中村祐が崩れ4失点
打たれる時はいつか訪れる。オープン戦で4戦連続完封リレーを遂げた西武だが、五回、初登板となった3番手の中村祐太がDeNA打線につかまった。先頭の林琢真に二塁打を許すと、犠打と四球を経て牧秀悟に右前打を浴び、チームの無失点記録は「40」で途切れた。これで緊張の糸が途切れたように、佐野恵太の右前打、筒香嘉智の犠牲フライ、宮崎敏郎の二塁打と打線の勢いを止められず、計4失点。直球は140キロ前後と勢いがなく、主体とした変化球を次々ととらえられた。熾烈な中継ぎ争いで貴重なチャンスだっただけに内容、結果ともに厳しかった。
投手陣はこれまでが出来過ぎだっただけに、西口文也監督も「たまにはこういう日があってもいいんじゃないですかね」と余裕を見せる。これで先発、中継ぎともにある程度陣容は固まっただろう。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/338381
先発渡邉は3戦連続無失点
一方、先発の渡邉勇太朗は150キロ前後の速球を軸に、一回に連続三振で発進し、三者凡退。二回は筒香からスプリットで空振り三振を奪うなど変化球も効いた。三回は2死から連打で一、二塁のピンチを招いたが、149キロの速球で佐野を空振り三振に仕留めた。ここでお役御免となり、3回を36球で被安打3ながら5奪三振、無四球で無失点。オープン戦は3週連続土曜に先発して計13回を無失点と安定した投球を見せ、28日からの開幕カード3連戦の日本ハム戦で、今井達也に続く2番手としてマウンドに上がる公算が立った。
中継ぎ陣は2番手の黒木優太がショート元山飛優のエラーで出塁を許してから連続三振に切って取り、オープン戦の無失点記録を5イニング継続。背番号136が、支配下登録に向けてアピールを続ける。また中村祐からバトンを受けた上田大河が2回を無安打、3奪三振で無失点に抑えてロングリリーフ要員として適性を見せた。黒田将矢も九回を三者凡退に封じ、3戦連続無失点と結果を残した。
ショート元山 守備の汚名をバットで返上
源田壮亮の負傷で混沌としている遊撃手のスタメン争いで、元山飛優が打力で猛アピールだ。この日は9番遊撃で先発すると、四回の守備で悪送球。だが八回無死一塁で、レフトへ抜けそうな当たりを好捕し、反転して二塁に送球してアウトに。無死一、二塁のピンチとなるところを1死一塁と局面を変えた。するとその裏、1死一塁の場面で、マルセリーノから高めの速球をとらえ、右翼席に悠々と運ぶ2ランを放った。この日無得点が続いていた打線で、終盤に一矢を報いた。
チームとしても13試合でまだ本塁打は4本目。チームにとって貴重な長打力を見せた。内野手争いはまだ二塁手も決着しておらず、この日も先発した平沢大河がいい当たりを見せながらも打率.080まで降下。源田が戻ってきたとしても、こちらは元山や野村大樹らとギリギリまで争いが続きそうだ。
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