3月14日(金)午後1時・愛知県小牧市民球場
西武 111 100 000|4
中日 202 000 000|4
(西)上田、羽田、黒田、田村、山田、豆田ー古賀悠、牧野
(中)仲地、近藤、藤嶋、勝野、ウォルターズ、松山ー木下、石伊
強烈インパクトでアピール
熾烈な外野手争いから抜け出そうと、”場外弾”で猛アピールだ。2ー2の三回無死、西武の3番岸潤一郎が、中日の先発仲地礼亜の初球、外角低めのスライダーをとらえ、レフトスタンドを越えるソロ本塁打で勝ち越し。小牧市民球場は両翼92メートルで、プロ野球の本拠地球場で最も狭い横浜スタジアムよりさらに2メートル狭いとはいえ、持ち味のパンチ力でインパクトを残した。
この日はセデーニョ、ネビン、源田壮亮、外崎修汰といった主力は帯同せず若手主体で臨み、代わって合流した岸が早速3番で先発した。初回にも1死一塁から右前打でチャンスを広げ、先制点に貢献。2安打1打点で西口文也監督の起用に応えた。
1打席目は3ボール2ストライクまで粘って真ん中寄りのスライダーをとらえ「どうやって1点を取るかということを考えて、良い内容だった」。2打席目の場外弾は「積極的にいった結果、しっかりボールがバットに当たってくれた」と謙虚に振り返り、「少しでもチームの力になれるよう頑張りたい」と意気込んだ。
貴重な一撃も映像なし
14日夜にはX(旧Twitter)でトレンドにも挙がった場外ホームラン。だが、この日は地方球場での開催でパ・リーグTVやDAZNなどの配信はなく、映像を確認できなかった。昨季までなら観客らが撮影した映像がSNSで出回ることもあったが、今季からそうしたプレーの場面のSNSへの投稿が禁止となった新ルールがあり、共有できなくなった。これにはSNS上で、「あのルールのせいで映像なくてつまんない」「現地で見た人しか見られないといういつの時代かわからない現象」といった批判が巻き起こっている。
新ルールでは、撮影自体はOKだが、プレー中の写真や動画のSNSへの配信は禁止。家族や友人への送信は構わない。タイムやプレー停止中については写真や140秒以内の動画なら許されるという。
NHKの記事によると、新ルール策定の背景には「無許可ライブ」の横行があるという。許可を得ずに試合を流して利益を得るチャンネルがあるとして、NPB(日本野球機構)の担当者は「放映権の侵害行為となり、野球観戦の価値向上を図るためにもルールが必要だ」と説明。しばらくはこのルールが続きそうだが、NPBの担当者は「ファンとコミュニケーションをとりながら、内容の見直しも考えていきたい」と今後の規制緩和も示唆している。違法行為を許さない規範意識が高まり、ルールが守られるようになれば、今回のような貴重な場面が善意で共有される日がまた訪れるかもしれない。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250228/k10014733961000.html#:~:text=▽選手やグラウンドの,ても構いません%E3%80%82

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