西武薄氷の6連勝、2位浮上

試合雑感

2025年5月3日(土) エスコンF

【パーソル パ・リーグ公式戦】 北海道日本ハムファイターズ vs 埼玉西武ライオンズ 7回戦 

【試合終了】 ◇開始 14:01 ◇終了 17:05 ◇試合時間 3時間4分 ◇入場者 32,366人

 123456789HE
西武000101200472
日本ハム000000030362

球審:眞鍋 、塁審(一):野田 、塁審(二):梅木 、塁審(三):芦原 

【勝投手】今井(3勝1敗)
【敗投手】加藤貴(2勝2敗)
【セーブ】平良(7セ)

バッテリー

【西武】今井佐藤隼山田平良 ‐ 古賀悠
【日本ハム】加藤貴柳川玉井福谷 ‐ 郡司

本塁打

【西武】ネビン 2号(4回ソロ 加藤貴
【日本ハム】レイエス 4号(8回3ラン 佐藤隼

 薄氷の勝利で、6連勝を飾った。西武が七回までに4点を先行し、今井はまたも無失点の好投。八回に佐藤隼が3ランを浴びたが1点差で辛くも逃げ切った。これで貯金3に増やし、日本ハムを抜いて2位に浮上。オリックスを1・5ゲーム差で追走と首位の背中まで見えてきた。

先行逃げ切り決まる

 これで12試合連続先制だ。得意の初回は、1番西川がまたもセンター前ヒットで出塁も、日本ハムの捕手郡司の好送球に刺されて失敗した。二回と三回は三者凡退だったが、四回にネビンが左中間へ今季2号のソロを放った。チーム今季8本目となる先制の一発。好投の今井に貴重な援護となった。

 六回には2死二塁から、3番渡部が詰まりながらもしぶとくセンターへタイムリーヒット。前戦では無安打だったが、この日初打席の右方向への当たりを含め、3試合ぶりに2安打を放った。

 七回には相手のエラーに畳み掛けた。先頭平沼の中前打を起点に、代打中村剛の四球で2死一、二塁年、滝澤のファーストへの当たりが清宮幸の後逸を誘い、1人が生還した。さらに西川がライトへのタイムリーで加点。待望の複数得点で、大きな4点リードとなった。

今井またも気迫の好投

 ゼロを並べるのがエースの仕事だ。今井が119球で被安打4、10奪三振で、4四死球を与えて苦しんだものの、2試合連続の7回無失点。前回は白星がつかなかったが、我慢の投球で3勝目を挙げた。

 初回に二つの四死球で1死一、二塁のピンチも、4番野村を併殺に打ち取った。二回は先頭のレイエスにヒットを許すも、そこから下位打線を3者連続の空振り三振。三回も2安打を浴びながら万波をダブルプレー。五回も2四球を与得たが、走者をかえさなかった。七回は最後に万波を見逃し三振に抑え、吠えた。

 これで防御率は驚異の0・59。4戦4勝の隅田に肉薄し、高レベルな防御率争いをチーム内で展開している。

終盤暗転も山田が救う

 八回に流れが暗転した。ここで登板した佐藤隼が、先頭清宮幸への四球と野村への二塁打を許し、1死二、三塁のピンチを招くと、ここでレイエスに甘い初球をレフトスタンド上段に運ばれ、3ランを許した。一気に1点差に迫られる痛い被弾となった。

 ここで救援した山田が押せ押せムードの相手打線の流れを切った。水野をファーストゴロ、有薗を空振り三振。1点リードを保ったまま、守護神平良に託した。結果的にこれが勝因となった。バトンを受けた平良は三者凡退で抑え、リーグトップの7セーブ目。追い上げにあっても勝利を手繰り寄せた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました