西武サヨナラ勝ち 2季ぶり5連勝

試合雑感

 2025年5月1日(木) ベルーナドーム

【パーソル パ・リーグ公式戦】 埼玉西武ライオンズ vs 東北楽天ゴールデンイーグルス 4回戦 

【試合終了】 ◇開始 18:00 ◇終了 21:28 ◇試合時間 3時間28分 ◇入場者 19,543人

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西武1000000001x290

球審:川口 、塁審(一):木内 、塁審(二):石山 、塁審(三):岩下 

【勝投手】羽田(1勝1敗)
【敗投手】藤平(0勝1敗)

バッテリー

【楽天】瀧中松井加治屋則本西垣今野藤平 ‐ 堀内太田
【西武】與座甲斐野佐藤隼ウィンゲンター羽田 ‐ 牧野炭谷

 勝利が転がり込んできた。西武は九回に同点に追い付かれたが、延長十回に2本の単打に相手のエラーが絡んでサヨナラ勝ち。楽天相手に今季初の同一カード3連勝で、2年ぶりの5連勝。貯金を初めて2に増やした。

先発與座が好投

 今季初登板のサブマリン、與座が流れを呼んだ。高橋、菅井に続く好投で6回無失点。初回に2死から四球を許した以外はランナーを出さず、テンポ良く打ち取って五回途中まで無安打投球。与えたのは五回の一塁強襲ヒットのみで、六回までゼロを並べた。

 與座はオープン戦で結果を残して開幕ローテーション入りを果たしたはずが、直前の体調不良で登板を回避。その後に2軍に下がって3戦3勝、17回自責点3と安定し、1カ月遅れで巡ってきたチャンスでしっかりアピールに成功した。

 今月には出遅れていた昨季新人王の武内が戻ってくる見込みで、ローテーション争いは激しさを増す。右の今井、左の隅田は完全に柱となり、気鋭の左腕菅井もすでに3勝を挙げ、高橋も3戦連続自責点0で2季ぶりの白星と復活を印象付けたばかり。今後も残る枠を渡邉らと競う形になるだろう。

 リードを保って終盤に入れば勝ちパターンを注ぎ込める。この日は大事をとって守護神平良がベンチから外れたが、七回は甲斐野、八回は佐藤隼が無失点で繋いだ。九回はウィンゲンターが抑えを任されたが、1死から小森にツーベースを許し、さらに暴投で三塁へ。ショートゴロの間に同点とされ、もったいない失点。セットアッパーとしては打者を圧倒する投球が続いていただけに、抑えの難しさを痛感させられる経験となった。

最後は運も味方に

 連敗中はこれで踏ん張りきれずに負けるパターンだったが、この日は運が舞い込んだ。十回は羽田が無失点に封じると、その裏に先頭のネビンがレフトへツーベース。さらに平沼がライト前ヒットで続くと、ライトの小郷が悪送球。三塁ランナーの代走仲田が悠々と本塁に帰り、3試合ぶりのサヨナラ勝ちとなった。

 打線は幸先よく4試合連続で初回に先制。先頭の西川のツーベースから始まり、ネビンのタイムリーで1点を奪った。だが、ここからなかなか追加点が取れない。二回無死一、二塁、六回は1死満塁の絶好機で無得点に終わった。この日はルーキー渡部が5打数無安打と沈黙。これまで打率4割超と打ちまくったが、こんな日もあるだろう。その分投手陣が踏ん張り、最後に勝利へとこぎつけた。

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