2025年4月27日(日) ベルーナドーム
【パーソル パ・リーグ公式戦】 埼玉西武ライオンズ vs オリックス・バファローズ 6回戦
【試合終了】 ◇開始 13:00 ◇終了 15:57 ◇試合時間 2時間57分 ◇入場者 25,839人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
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オリ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 7 | 0 |
西武 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 3 | 10 | 1 |
球審:有隅 、塁審(一):山路 、塁審(二):川上 、塁審(三):山口
バッテリー
本塁打
連敗中と同じ負けパターンに入ったが、この日は違った。西武が序盤のリードを追い付かれる嫌な展開も、踏ん張って九回にサヨナラ勝ち。連勝で首位オリックスを相手に2カード連続で勝ち越し、借金も「1」に減らした。
ルーキー渡部驚異の適時打2本
ルーキー渡部聖弥が、1軍復帰後から3試合連続のマルチ安打と気を吐いている。この日は2本のタイムリー。その勝負強さは驚異的で、3番として申し分のない活躍ぶりだ。
初回は先頭の西川愛也が二塁打で出塁すると、1死からセンターへのタイムリーで先制。三回には再び先頭の西川が二塁打で出ると、1死三塁からライトへタイムリー。2打席連続でチャンスをものにした。
チームはこの2点から足踏みし、好投を続けていた先発の渡邉勇太朗が七回に中川圭太に2ランを浴びて同点に。終盤に競り負けるいつものパターンに陥ったかと思われた。
中村剛也、殊勲のサヨナラ打
追いつかれた後の九回、西武は代わった甲斐野央が窮地に立った。先頭にヒットを許して併殺に打ち取ったものの、連打と四球を許して満塁に。ここで紅林弘太郎を低めのスライダーでセンターフライに打ち取り、難を逃れた。
ただ、延長に入れば負けのイメージしかわかないのがここ近年の西武。打線は九回1死から外崎修汰がヒットで出塁すると、元山飛優が犠打で送り、2死になっても塁を進める執念を見せる。続く代打平沼翔太は敬遠。ここで、とっておきの代打が残っていた、いや、あえて残していたのだろう。中村剛也だ。2死一、二塁で打席に立つと、守護神マチャドから、真ん中に入った4球目のスライダーをしぶとくレフトへ打ち返した。今季初のサヨナラ打。チーム、そして本拠地のファンを大いに沸かせた。
この日は5番指名打者で先発した栗山巧が3打席目でヒットを放ち、通算3千塁打を達成。それを祝うかのように、最後は同期が試合を決めた。西武が西武たる所以は、この骨牙の存在があるからこそ。41歳のベテランコンビにもう頼ってばかりはいられないが、まだまだこの2人が健在であり、必要な存在であることを知らしめた一戦となった。
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