西武競り負け、好投の隅田を見殺し

試合雑感

2025年5月18日(日) ベルーナドーム

【パーソル パ・リーグ公式戦】 埼玉西武ライオンズ vs オリックス・バファローズ 9回戦 

【試合終了】 ◇開始 14:00 ◇終了 16:32 ◇試合時間 2時間32分 ◇入場者 27,592人

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球審:牧田 、塁審(一):鈴木 、塁審(二):本田 、塁審(三):市川 

【勝投手】曽谷(4勝2敗)
【敗投手】隅田(5勝2敗)

バッテリー

【オリックス】曽谷 ‐ 福永
【西武】隅田ウィンゲンター ‐ 古賀悠

本塁打

【オリックス】頓宮 7号(2回ソロ 隅田
【西武】渡部聖 2号(1回ソロ 曽谷

 やはり1点では勝てない。西武は好投の隅田を援護できず、九回に勝ち越されて競り負け。同一カード3連勝とはならなかった。

渡部2号先制ソロ

 4試合ぶりの一発が飛び出した。初回2死走者なしから、渡部が左腕曽谷の真ん中寄りの150キロの速球をとらえ、左中間へ飛び込む先制のソロホームラン。開幕からヒットを量産し、けがの離脱を挟んでチャンスでタイムリーを重ねてきたルーキーだが、ここに来て長打力も発揮し始めている。本拠地では初めてとなる一発でファンを沸かせた。

 一方、打線の見せ場はここまでだった。曽谷の前に4安打でこの1点止まり。1ー1の六回に先頭の源田がツーベースで出塁も、西川、滝澤、渡部がいずれも内野ゴロで打ち取られ、勝ち越せなかった。

継投が裏目、隅田が2敗目

 継投のタイミングが勝敗を分けた。1ー1の九回、100球を超えてもマウンドに立った隅田は、先頭の廣岡にレフト前ヒットを許した。森にはあわやホームランという当たりを、フェンス際で長谷川が好捕。難を逃れたかに思われたが、西川にサードへの痛烈な打球で内野安打とされ、お役御免となった。

 このピンチに引き継いだのは、セットアッパーのウィンゲンター。いつもとは異なる回途中での登板が凶と出た。まず頓宮にレフトへのポテンヒットを許すと、太田への内角高めの156キロ直球がデッドボールに。打ちにいったように見えたが、西口監督のリクエストも判定は覆らず、勝ち越しの押し出しとなった。さらに紅林にライトへ犠牲フライを打たれ、2失点。隅田の残した走者を吐き出す形で、防御率も悪化した上に負けもつく形に。采配が裏目に出る形となったが、今後の糧とするしかない。

 隅田はこの日も八回まで被安打2で7奪三振、1四球で1失点の好投。1点リードの二回、頓宮に真ん中寄りのスライダーをレフトスタンドに運ばれた1球が悔やまれる。打線は曽谷の前に二回以降はほぼ手も足も出ずチャンスも限られたが、早めに勝ち越しておきたかった。

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