2025年5月28日(水) ベルーナドーム
【パーソル パ・リーグ公式戦】 埼玉西武ライオンズ vs 東北楽天ゴールデンイーグルス 8回戦
【試合終了】 ◇開始 18:00 ◇終了 21:00 ◇試合時間 3時間 ◇入場者 24,465人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
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楽 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 |
西 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | x | 6 | 9 | 0 |
球審:市川 、塁審(一):小林 、塁審(二):牧田 、塁審(三):原
バッテリー
投打ががっちりかみ合い、西武が快勝を飾った。投げては渡邉が7回無失点で3勝目を挙げ、打っては9安打で効率よく6得点。再び貯金5に戻した。
打線の組み替え奏功
打線の思い切った組み替えが功を奏した。西武は2番に平沼、3番に牧野を抜てき。源田は6番、外崎は7番へと打順を下げた。また調子が上向いてきた長谷川を5番に上げた。初回、いきなりこの打順が機能した。
楽天の先発瀧中の立ち上がりを捕まえた。不動の1番西川がセンター前ヒットで出塁すると、2番平沼もセンター前ヒットで続く。3番牧野は4球連続ボールで四球を選び、無死満塁に。ここで4番に定着したネビンがしぶとくライトへ犠牲フライを放ち、先制した。これで終わらず、長谷川がレフトへタイムリーヒットを放ち、2点目を奪った。6番源田は四球を選んだが、外崎はライトフライ、古賀はセカンドフライで畳み掛けることはできなかった。
二回以降は瀧中に立ち直られたが、2ー0の六回に再び打線が繋がる。先頭の牧野がレフト前ヒットで初回以来の出塁を果たすと、ネビンがセンター前ヒットで無死一、二塁に。ここで強行策が実り、長谷川がレフトへタイムリースリーベースで2点を加えた。さらに源田の四球を挟み、外崎がセンターへ犠牲フライを放って5点目を奪った。
ルーキー渡部の離脱が痛い中、長谷川の調子が上がってきたのが大きい。この日は2安打3打点の活躍で勝利に貢献。24日のロッテ戦でのホームラン2発を機に、直近4試合で計8安打。西口監督が我慢強く起用してついに不調から脱したようで、打率も2割を超えてきた。キャリアハイの成績はすぐそこで、高卒5年目でいよいよ殻を破るシーズンとなりそうだ。
渡邉好投で3勝目
本格派右腕の渡邉が、中11日の登板で2試合連続の7回無失点で連勝。99球で五回途中まで無安打で被安打3、6奪三振1四球と内容も良く文句なしで昨季に並ぶ3勝目を手にした。
初回からギアを上げて波に乗った。150キロ以上の速球を連発し、二つの空振り三振で三者凡退に。二回以降も打者ごとに攻め方を変え、カーブにスライダー、スプリット、カットボールと多彩な変化球を織り交ぜて凡打の山を築いた。
ヤマ場は五回だった。宗山への死球とフランコに初安打を許して1死一、二塁に。ここで太田のバットを折って一塁ゴロに仕留め、続く辰己からスプリットで空振り三振を奪い、ピンチを脱した。六回と七回も無失点。これで4試合連続7イニングを投げて2失点以下と安定感が出てきた。
先発は今井と隅田を左右の柱に渡邉が続き、復帰した武内、台頭する菅井、復活に懸ける高橋と個性の異なる顔ぶれがそろい、ますます充実してきた。
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