西武延長サヨナラ勝ちで連勝

試合雑感

2025年5月17日(土) ベルーナドーム

【パーソル パ・リーグ公式戦】 埼玉西武ライオンズ vs オリックス・バファローズ 8回戦 

【試合終了】 ◇開始 14:01 ◇終了 17:39 ◇試合時間 3時間38分 ◇入場者 26,465人

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球審:木内 、塁審(一):牧田 、塁審(二):鈴木 、塁審(三):本田 

【勝投手】山田(1勝0敗)
【敗投手】マチャド(1勝2敗)

バッテリー

【オリックス】山﨑阿部川瀬山田ペルドモマチャド ‐ 福永若月
【西武】今井平良山田 ‐ 古賀悠炭谷

 苦しみながらも連勝を飾った。西武が九回に追いつかれながら延長十回にサヨナラ勝ち。滝澤がプロ初のサヨナラタイムリーを放ち、山田がプロ初勝利を飾った。

滝澤が殊勲の4安打

 2ー2の延長十回。西武はマチャドに対し、二つの死球とヒットで2死満塁のチャンスをつくり、滝澤に打席が回った。2ボールからの3球目。真ん中寄りのストレートをライト前に弾き返し、サヨナラのランナーが生還すると、雄叫びを上げながら一塁ベースを駆け抜けた。164センチの小柄な野手は、ネビンに抱き上げられ、水のシャワーを浴び、歓喜の嵐でもみくちゃとなった。

 この日は4安打と大車輪の活躍。打率も.274まで上げてきた。初回にライト前ヒット。五回にセンター前ヒットで出塁。同点とされた九回にサードへの内野安打でチャンスをつくった。ここまでは得点につながらなかったものの、一番の見せ場で結果を残した。

 「ボールの見え方とか全然悪くないですし、自信を持っていこうと。今日も絶対に負けないように、振り負けないように前で捉える意識で」

 白紙スタートの二塁レギュラー争いの、間違いなく先頭に立っている最近の活躍だ。西口監督もたたえる。  

 「ポジションを守り抜く姿が見えてますよね。誰もが納得してくれてるんじゃないですか。今の『滝沢セカンド』というのは」(日刊スポーツ)

山田12試合連続無失点でプロ初勝利

 リリーフ陣にこの男がいるのは、昨季との大きな違いだ。九回に守護神平良が頓宮に痛打され、同点とされて迎えた延長十回。嫌な流れを断ち切ったのが山田だ。

 先頭の代打若月から落ちる変化球で空振り三振を奪うと、野口のセカンドへの当たりを滝澤がジャンプして好捕。続く廣岡をショートライナーに打ち取り、三者凡退で切って取った。これで山田はデビューから12試合連続無失点で、ついに初勝利を挙げた。

 この日はエース今井が七回まで無失点の好投。八回、連打と四球で1死満塁のピンチを招くと、廣岡の犠飛で1点を返され、連続無失点記録は29でストップ。ただ後続の森をセンターフライに打ち取り、8回1失点で勝利投手の権利を得たまま降板した。

 昨季までは延長戦になるとめっぽう弱かったが、今季は厚みを増した救援陣の一翼を山田が担う。打線も粘れるチームに変わりつつある。

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