西武完敗、連勝4でストップ

試合雑感

2025年5月13日(火) 京セラD大阪

【パーソル パ・リーグ公式戦】 福岡ソフトバンクホークス vs 埼玉西武ライオンズ 10回戦 

【試合終了】 ◇開始 18:00 ◇終了 20:48 ◇試合時間 2時間48分 ◇入場者 34,044人

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球審:眞鍋 、塁審(一):森口 、塁審(二):梅木 、塁審(三):芦原 

【勝投手】モイネロ(4勝0敗)
【敗投手】菅井(3勝2敗)

バッテリー

【西武】菅井羽田田村 ‐ 炭谷
【ソフトバンク】モイネロ松本裕杉山 ‐ 海野

本塁打

【西武】中村剛 3号(7回ソロ モイネロ
【ソフトバンク】野村 3号(8回2ラン 田村

 負けるときはえてしてこういう流れだろう。先制され、追い上げも及ばず、勝ちパターンを投入できないまま終盤にダメ押しを許して結果は完敗。西武の連勝が「4」で止まった。ソフトバンクの左腕モイネロに7回1失点にまとめられ、投手陣も踏ん張りきれなかった。

中村剛、反撃の特大3号ソロ

 フラストレーションの溜まる展開で迎えた0−2の七回。京セラドーム大阪に駆けつけた西武ファンにも見せ場があった。ベテラン中村剛也が、モイネロから目の覚めるような反撃の一発を浴びせた。5球目。内角高めのスライダーを引っ張り、レフトスタンド上段に飛び込むソロホームラン。今季3号は、通算481本目のアーチとなった。

 二回以降、毎回のようにランナーを出しながら、要所を締められてスコアボードに0が並んでいたが、1球で仕留めたのはさすがだった。結局、この日はこの1点止まり。それでも41歳の技術の高さを見せつけることとなった。

投手陣、勝負の後半に粘れず

 好投手を相手に、先に点を許すと厳しくなる。特に西武打線の場合はそうだ。先発菅井は、得点の可能性が高くなる先頭の四球を与えると、盗塁を許して2者連続の四球で無死一、二塁に。ここで栗原にライト前へタイムリーを許し、あっさり先制点を許した。その後は山川、中村晃を連続で空振り三振。二回以降は立ち直り、五回は1死一、三塁のピンチも好調の野村、佐藤を再び連続の空振り三振で切り抜けた。

 六回は1死二、三塁のピンチを招くと、左腕羽田にスイッチ。しかし継投も虚しく、柳町にタイムリーを許して2失点目。ランナーを背負った場面でいかにしのげるかが中継ぎの力の見せ所だが、羽田はまだまだこれからだろう。1点を追い上げた七回は田村が担ったが、ここで佐藤と山川にタイムリーを浴びて2失点。続く八回も西口監督は回またぎで田村を送り出したが、野村に痛恨の2ランを浴びて万事休した。勝機を完全に手放す失投で、2軍から出直しとなることだろう。

 菅井は悪いなりにも6回途中2失点でまとめたが、中継ぎ陣が踏ん張れず、打線も中村剛の一発のみ。投打にいいところが少なく、次戦は今季初登板となる新人武内に託された。連勝した後でも、一つ負けると連敗が続いて貯金を吐き出す傾向があるだけに、今回はなんとか連敗を阻止したいところだ。

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