4月6日(日)みずほPayPayドーム
西 武 000 000 100 |1
ソフトバンク 202 042 10×|11
(西)●渡邉(1敗)、山田、黒田、ラミレス、ウィンゲンターー古賀悠、牧野
(ソ)○上沢(1勝)、杉山、大山、オスナー海野
▽本塁打 【ソ】山川穂高1号(1回2ラン=渡邉)正木智也2号(7回ソロ=ラミレス)
山川穂高に5打点を浴び、上沢直之に打線はダブルプレーを繰り返して6回無失点に抑えられ、白星を献上。これ以上ない悪夢を詰め込んだような敗戦に目を覆いたくなるが、1敗は1敗。競り負けるよりマシだと思いたい。昨季覇者を相手に敵地での同一カード3連勝とはならなかった。先発渡邉勇太朗にとっては、高い授業料になったに違いない。
渡邉、初回の一発で崩れ5回持たず8失点
まさに出はなをくじかれた。初回はゴロ二つで2死を奪ったが、柳田悠岐にヒットを許すと、続く山川に外角高めに浮いたカーブを捉えられ、レフトスタンドに飛び込む2ランを浴びた。これで眠っていた4番を呼び覚ますことに。三回にも2死二、三塁で再び山川。今度は真ん中寄りのカットボールをライトへ運ばれる2点タイムリーを浴びて計4失点を喫した。
五回には味方にも足を引っ張られ、外崎修汰の三塁後逸と古賀悠斗の悪送球でピンチを広げると、またも柳田、山川に連続タイムリーを浴びた。4回1/3で大量8失点。特に山川にはいずれも高めに浮いた変化球をことごとく捕らえられた。
打線の追撃は七回のみ
序盤に大量失点を許せば、どんな打線でも厳しい。それでも拙攻が目立ち、ヒットはソフトバンクより3本少ないだけの10本を数えながら、結果は1ー11の惨敗だった。
初回はヒットと盗塁で二塁に進んだ西川愛也が、守備妨害でアウトに。三回は1死一、二塁の好機でネビンが併殺に倒れ、五回も同じく1死一、二塁で長谷川信哉が併殺打。さらに六回もネビン、セデーニョが連打でチャンスを広げるも、今度は最も当たっていた渡部聖弥がダブルプレーに打ち取られた。
いくら失点を重ねたとはいえ、同じことの繰り返しはチームとして反省がない。米国で通用せず日本ハムではなくソフトバンクに入った上沢にしてやられるのも、ファンのストレスを増大させる。これで終わらず、七回には外崎のツーベースで牧野翔矢の内野安打と相手の悪送球でようやく1点を返した直後、元山飛優がまたもダブルプレーとなった。
渡部の連続安打は6試合でストップ
球団最多タイとなる6試合連続ヒットが続いていたルーキー渡部もこの日はノーヒットで記録はストップ。ただ大事な場面でよく打ってきただけに、仕切り直しといったところだろう。西川が開幕戦以来2度目の猛打賞で好調をキープし、セデーニョ、外崎も2安打と主力のバットが元気なことは朗報だ。

次のカードは昨年開幕から同一カード16連敗を喫したロッテを本拠地で迎え撃つ。早めに1勝を挙げ、苦手意識を払拭したい。先週の前半は雨天中止で再編されたローテーションにも要注目だ。
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