西武大敗、2本塁打の渡部負傷

試合雑感

2025年5月23日(金) ZOZOマリン

【パーソル パ・リーグ公式戦】 千葉ロッテマリーンズ vs 埼玉西武ライオンズ 8回戦 

【試合終了】 ◇開始 18:00 ◇終了 20:26 ◇試合時間 2時間26分 ◇入場者 25,639人

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球審:古賀 、塁審(一):牧田 、塁審(二):原 、塁審(三):笠原 

【勝投手】小島(2勝3敗)
【敗投手】與座(1勝1敗)

バッテリー

【西武】與座羽田E.ラミレス佐藤隼田村 ‐ 牧野
【ロッテ】小島坂本 ‐ 寺地

本塁打

【西武】渡部聖 3号(1回ソロ 小島)、渡部聖 4号(5回2ラン 小島
【ロッテ】藤岡 2号(1回ソロ 與座)、寺地 3号(3回3ラン 與座

 泣きっ面に蜂とはこのことか。西武は先々週は3戦連続無失点で圧倒したロッテに、この日は3−9の大敗。連敗で3位に後退した。ルーキー渡部聖がプロ初の1試合2本塁打と気を吐いたが、八回に負傷交代。打線で最も頼れる3番が抜けるとなれば、今後に大きな影響が出かねない不穏な事態となった。

與座が袋叩きの四回途中8失点

 2試合連続で好投していたサブマリンの與座が、4回を持たずに大量8失点と炎上した。

 1ー0の初回に藤岡の同点ソロホームランを許すと、以降もロッテ打線に捕まった。二回、山本にタイムリーツーベースで勝ち越され、友杉のスクイズで3点目。三回は、19歳で売り出し中の捕手寺地に大勢を決する3ランを浴びた。これで終わらず、四回もバッティングピッチャーのように楽々とヒットを浴び続け、終わる気配がなくなったところでたまらず降板した。

 球数はまだ53球ながら被安打11、四死球はなかった。マウンド上に足を運んだ西口監督は、感情的になる様子はなく、與座に言葉をかける姿が印象的だった。

渡部圧巻の打力も心配な今後

 2番滝澤に続いて、3番渡部聖までもが離脱するのかー。連勝中に機能していた西武打線にとってあまりに痛い事態となる可能性がある。

 この日は圧巻のスイングを披露した。初回に左腕小島のやや内寄り高めの直球をうまくさばき、レフトスタンド中段に飛び込む先制のソロホームラン。1ー8と大量リードされた五回、今度は真ん中寄りのスライダーをとらえ、左中間へギリギリ入る2ラン。まだまだ諦めないとばかりの一撃で、1試合2発は球団の新人では、2006年で高卒だった炭谷以来となる19年ぶりの快挙だった。

 八回には先頭でライト前ヒットで出塁。西武打線が苦手とする小島から猛打賞で、打率をリーグトップの.331にまで上げた。だが、ここで悲劇が襲う。続くネビンの一塁ライナーで、慌てて帰塁した際に足首を捻ったとみられる。西口監督の話によると、24日は大事をとって休ませ、診断をみて今後を判断すると見られる。

――明日以降は。

 「分からない。でも(診察の結果が)大丈夫でも明日は多分、使わないと思う。大事を取ってね」

 ――心配だ。

 「そうですね。調子がいいしね。(仮に離脱だと)軸がいなくなってしまう」

 ――渡部聖、登録抹消の可能性は。

 「分からない、分からない。全然。これから」(スポニチより)

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