2025年5月22日(木) 楽天モバイル
【パーソル パ・リーグ公式戦】 東北楽天ゴールデンイーグルス vs 埼玉西武ライオンズ 6回戦
【試合終了】 ◇開始 18:00 ◇終了 20:41 ◇試合時間 2時間41分 ◇入場者 24,010人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
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西 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 |
楽 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1x | 2 | 7 | 0 |
球審:名幸 、塁審(一):山口 、塁審(二):敷田 、塁審(三):長川
バッテリー
またも投手戦となった楽天戦。1点を先制も終盤に追いつかれた西武は、九回にウィンゲンターが踏ん張りきれず、サヨナラ負け。打線が1点止まりで、武内の好投を援護できなかったのが響いた。
武内がテンポよく安定感抜群
14日のソフトバンク戦で復帰し、今季初登板で初勝利を挙げた武内。前回登板は5回で被安打4、3四球で1失点と粘り強く投げ、中7日の登板で前回より調子を上げた。昨季のような安定感抜群の投球を披露。五回までは前回より33球も少ない56球で楽天打線を手玉に。八回途中まで98球で被安打5、8奪三振で2四球の1失点。制球が定まり、少ない球数でテンポよく投げた。
六回は2死から中島にヒットを許したが、直後の投球前に、盗塁を狙ったランナーを吊り出してあっさりアウトに。冷静な判断も光った。だが1ー0の七回2死一塁でエンドランをかけられると、渡邊にライト線への鋭い当たりのツーベースを打たれ、同点とされた。2死二塁で、浅村に2球で2ボールとなった時点で申告敬遠。ルーキー宗山との勝負にかけると、変化球で空振り三振を奪った。
八回も続投したが、1死から小深田にヒットを許し、2死二塁から辰己に四球を与えたところで降板。甲斐野に後を託した。だが村林にレフト前ヒットを許して満塁に。4番島内に対しては、3ボールノーストライクまで追い込まれたが、アウトコース低めへのストレートを連投し、最後は内角低めで空振り三振に切って取った。
代役児玉が起用に応えるタイムリー
2番セカンドで好調だった滝澤夏央がこの日、左太もも裏の違和感が判明し、登録を抹消。固定で起用され、ぐんぐん調子を上げていただけに、西武としては痛手だった。代わる2番に源田が打順を上げ、セカンドには9番で児玉が抜擢。児玉がその起用に応えた。
両投手がテンポ良く投げ、開始から50分余りで迎えた0−0の五回。ここまで新外国人の右腕ハワードを打ちあぐねていたが、1死から7番長谷川がレフトへこの試合両チーム初の長打となるツーベース。古賀のファーストゴロで2死三塁に。ここで児玉がレフト線に抜けるタイムリーを放ち、下位打線でつないで均衡を破った。1打席目もボールを見極めて7球粘って四球を選んでおり、3打席目もショートフライながら9球粘った。チャンス自体が少なかっただけに、貴重な一打となった。
終盤に采配の攻防
八回、先頭の西川がレフト前ヒットで出ると、源田が送りバントで1死二塁に。ここで楽天は3番渡部への申告敬遠を選択。4番ネビンとの勝負になると、初球をセンター方向へ大きな当たりを放ったが、辰己に背走しながら好捕され、二塁走者を進めるのみ。続く5番セデーニョの打順で、西口監督は代打平沼を起用。ただこれはハマらず、セカンドゴロで得点できなかった。
九回は、守護神平良ではなくウィンゲンターを起用。これが凶と出た。先頭の渡邊にヒットを許すと、代走の小郷に盗塁を許し、浅村のライトへ抜けそうな当たりを長谷川がしぶとくキャッチも三塁へ。ここで宗山にセンター深い位置への犠牲フライを打たれ、万事休した。
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