支配下登録のモンテルとは

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 埼玉西武ライオンズは7日、モンテル外野手(25)と支配下登録を結んだと発表した。同日のソフトバンク戦に即9番で先発出場。3打数無安打と結果は出なかったが、確かなスタートを切った。背番号は「119」から「73」に変更となった。

育成3年目、売りは俊足強肩

 2000年3月18日生まれで、沖縄県出身の右投げ右打ち。元東京ヤクルトスワローズ元投手のジュリアスは2学年上の兄だ。金光大阪高校から滋賀県の社会人クラブ「OBC高島」、琉球ブルーオーシャンズを経て、2022年に四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックス入りした。

 もともとは最速147キロの投手で、各チームを転々としてきたが、身体能力を生かして徳島で野手に転向したことが転機に。体力テストでは垂直跳び92センチ、背筋力220キロを記録したという。同年に西武の入団テストに合格し、育成ドラフト2位で入団した。

ドラフト注目“No.1超人”は規格外 過去に投手で巨人テスト合格も野手転向で開眼
ドラフト会議まで残りわずかとなる中、ここに来て猛烈なアピールをしている注目候補がいる。元ヤクルト左腕の日隈ジュリアス投手を兄に持つ徳島インディゴソックスの日隈モンテル内野手だ。投手として巨人のトライアウトに合格したこともある22歳は、今年7月に投手から野手に転向。「足はちょっと他の人とは違う」と豪語する脚力で、転向後は...

 187センチ、88キロの体格に恵まれ、売りは規格外のスピードと強肩、広い守備範囲だ。名字の日隈から、「ヒグマ出没注意」のキャッチフレーズも出ている。

発掘された“未完の大器”→支配下即スタメン 他球団も注目した25歳「育成レベルではない」(Full-Count) - Yahoo!ニュース
■西武 7ー1 ソフトバンク(7日・ベルーナドーム)  育成契約3年目を迎えていた25歳の西武・モンテル(本名・日隈モンテル)外野手が7日、支配下選手契約を交わし、早速本拠地ベルーナドームで行われ

打力向上に期待

 2年目の昨季は2軍で60試合に出場して打率.284、12盗塁とアピールした。今季も24試合に出場して打率.276、8打点、3盗塁をマーク。ただ、OPSは3季連続で6割台半ばから後半にとどまっており、今後は1軍でトップレベルの球筋に慣れ、打撃の確実性向上が期待される。

 近年は外野手争いで3枠がともに空いた状態だったものの、今季になってレフトにルーキー渡部、センターに1番西川でほぼ固まりつつある。残る1枠は、筆頭の長谷川が打率1割台と苦しんでおり、ほかにも2軍の蛭間、けがから復帰を目指す岸、外野もできる平沼らの間で、熾烈な争いがしばらく続きそうなだけに、限られたチャンスで結果を残せるかが鍵を握る。

 これで今季育成からの支配下登録は黒木優太投手、仲田慶介内野手に続いて3人目となった。

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