3月29日(土)14時・ベルーナドーム
日本ハム 100 100 000 1|3
西 武 000 001 010 0|2
(日)加藤貴、池田、杉浦、河野、○福谷(1勝)、S田中(1S)ー郡司、伏見
(西)渡邉、甲斐野、平良、●ウィンゲンター(1敗)ー古賀悠
2点差をしぶとく追いついた西武だが、延長戦の末に日本ハムに屈した。ホームで開幕連敗。先発渡邉勇太朗は好投も、守備のほころびが失点につながり、打線もあと一本が出なかった。
渡邉好投も初回痛恨
好投しただけに、立ち上がりがもったいなかった。渡邉は7回を被安打4、4奪三振、1四球で2失点。先手を許したが、踏ん張って同点に追いつく流れをつくった。
一回、先頭の万波中正に対し、外角高めの初球をいきなりレフトへフェンス直撃の二塁打を許した。出はなをくじかれて浮き足だったのか、続く清宮幸太郎に投じた初球のスプリットを暴投。わずか2球で無死三塁のピンチを招くと、一塁ゴロの間にあっさり先制点を許した。相手の隙に付け込む野球は日本ハムが上手だった。
二回以降は立ち直り、四回は3連打で追加点を許したものの最少失点で耐えた。五回からの3イニングも要所を締め、先発の役目を果たした。
打線は8安打も単打のみ
打線は開幕から14イニング連続無得点で迎えた六回、ようやく初得点を挙げた。2点を追う展開で、先頭のネビンが左前打で、この日4番に入った中村剛也がサード清宮幸太郎の悪送球で出塁。2死となって外崎修汰がセンターへタイムリーを放った。
八回には西川愛也の四球と中村の右前打で1死一、三塁とし、ルーキー渡部聖弥が、杉浦稔大の高めのカットボールに対し、バットを根本から折りながらも執念でレフトに運び、プロ初タイムリーが同点打に。だが後が続かず、外崎と源田が倒れて勝ち越せなかった。
九回と十回は三者凡退でチャンスもつくれず。ヒット8本はいずれも単打で、長打を効果的に得点に結びつけた相手との差がまた出てしまった。
ウィンゲンター黒星
頼みの投手陣は、八回に渡邉の後を継いだ甲斐野央がヒットと2四球で2死満塁のピンチをしのぐと、同点の九回には新守護神・平良海馬が四球とセカンド仲田慶介の悪送球で、またも2死一、三塁のピンチを招いたが、清宮をセカンドゴロに打ち取ってしのいだ。
だが延長十回、初登板のウィンゲンターが踏ん張りきれない。2死まで打ち取ったが、郡司裕也に飛球を運ばれ、これをレフト渡部が見失い、ワンバウンドしてスタンドに入り、エンタイトルツーベースに。さらに2連打を許して勝ち越された。
要所でバックのミスが目立ち、守備面でも投手陣を支えられなかった。3連敗だけは免れなければならず、先発高橋光成を援護するためにも、早めに複数点を取って先行する展開に何とか持っていきたい。
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