3月9日(日)13時・静岡県草薙総合運動場
西武 400 000 102|7
楽天 000 000 211|4
(西)高橋光成、黒木、ロペス、羽田、豆田、山田、田村ー古賀悠、牧野
(楽)古謝、辛島、ターリー、鈴木翔、藤平ー水上、石原
点が線になるとはこのことだろう。初回から新生ライオンズ打線が火を噴いた。ドラフト1位の2年目左腕古謝の立ち上がりをとらえ、2番西川の右前打を皮切りに、新外国人ネビンの四球を挟んで4番村田がしぶとく逆方向のライト戦に落とすタイムリーで2戦連続の先制打。今季現役ドラフトでロッテから加わった平沢が右中間へ大きな放物線を描き、2人を返した。
昨季の貧打解消に向け、顔ぶれが変われば、勢いもガラリと変わる。象徴が今季大商大からドラフト2位で加わったルーキー渡部聖弥だ。
一回に逆方向への鋭い当たりでダメ押しの4点目のタイムリー。5ー3と追い上げられた直後の九回には、1死二、三塁からセンターへ弾き返す2点適時打で突き放した。走塁でも、本塁への送球中にすかさず二塁を陥れる抜け目のなさも見せた。6番として2安打3打点と勝負強さを発揮。近年、誰も定位置をつかめていない外野手の争いで猛アピール中だ。
新戦力に勢いづけられるように、既存戦力の2番西川、7番外崎、8番古賀もマルチ安打。相手バッテリーも試行段階とはいえ、こうした相乗効果を公式戦にもつなげたいところだ。
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