オープン戦最終戦は勝利で2位の健闘

試合雑感

3月23日(日)14時・ベルーナドーム

DeNA 000 011 000|2

西 武 012 010 00× |4

(D)●バウアー、坂本、伊勢、山﨑ー山本

(西)○高橋光成、ウィンゲンター、佐藤隼、甲斐野、S平良ー古賀悠、炭谷

(本)牧秀悟(D)2号ソロ=六回

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サイ・ヤング賞右腕バウアーを攻略

 どん底を知る西武にとって、自信を深めた14試合になったことだろう。4戦連続完封勝ちなど快進撃を見せたオープン戦。その最終戦にふさわしく、昨季日本一のDeNAを相手に、投打がかみ合った理想的な勝利で締めくくった。オープン戦の全日程を終えて8勝4敗2分けの勝率.667で、12球団中2位と健闘した。

 2季ぶりに日本球界に復帰したサイ・ヤング賞右腕のバウアーを、序盤で攻略した。初回は三者凡退だったが、二回、この日4番指名打者で復帰した先頭のセデーニョが中前打で出塁すると、ルーキー渡部聖弥が鋭く弾き返してピッチャー強襲の安打で続く。外崎修汰のライトフライでセデーニョがすかさず三塁へ。ここで、前日2ランを放った元山飛優が、高めのカットボールを逆らわずにレフト前に運び、先制点を奪った。

 三回は2死無走者から2得点を挙げた。2番西川愛也がファウルで粘り、8球目の低めのチェンジアップをライナー性で右前打。続くネビンが高めの直球を引っ張り、フェンス直撃の二塁打を放って走者を返した。さらにセデーニョがライト前へ連続タイムリー。新外国人2人が機能し、投手陣に大きな3点を援護した。

 開幕に向け、何といっても上位打線が固まったことが大きな収穫だ。1番長谷川信哉、2番西川愛也、3番ネビンは当確だろう。けがの影響が心配された4番セデーニョも復帰して即2打数2安打1打点と結果を残し、今季の定着を期待させた。

 長谷川はライトの守備でも魅せた。五回に山本祐大の鋭い打球をワンバウンドで取ると、迷わず素早く一塁へ返球し、2バウンドながらアウトに。ライトゴロに仕留め、観客をどよめかせた。強肩の西川とともに、試合経験を積むことで、今後は強力な外野陣の形成を予感させた。

昨季未勝利の高橋光成が3連勝

 昨季0勝11敗と屈辱を味わった高橋光成だが、エースを務めた一昨季までの力強さが戻りつつある。初回は先頭打者、桑原将志にいきなり死球を与える不安な立ち上がりも、2番牧秀悟を3球で空振り三振に仕留め、3番三森大貴を併殺で切った。二〜四回はいずれも三者凡退。二回は4番オースティンを3球三振を奪い、牧の打席と同じく決め球はカットボールだった。五回はそのオースティンに二塁打を許し、梶原昂希に中前打を許して失点。ただ、後続は長谷川の好返球によるライトゴロもあり、5回を1失点。球数も59球と少なく、4奪三振で無四球と内容も上々だった。

 2番手のウィンゲンターは牧に一発を許してオープン戦初失点も、救援陣が許したのはこの1点のみ。七回は佐藤隼輔、八回は甲斐野央が危なげなく封じ、九回は新守護神、平良海馬が締めた。先頭の三森に左前打を許すも、続く柴田竜拓を注文通りの6−4−3で併殺に。2死から四球と安打で盗塁も許して二、三塁と同点のピンチを背負ったが、最後は好打者の山本を最速157キロの直球で押し、6球目はスプリットで空振り三振を奪った。

 接戦も勝ち切ったことで、本番を見据えて収穫の多い試合に。西口文也監督は「投手陣はみんなが持ち味を発揮してくれ、打線はいい形をつくれた」と手応えをつかんだ様子。「昨年の悔しさを晴らすために選手に頑張ってもらいたい」と28日のシーズン開幕を見据えた。

昨年断トツ最下位の西武がオープン戦2位フィニッシュ「悔しい経験をうまく生かしてくれた」と西口監督 チーム打率も2位(西スポWEB OTTO!) - Yahoo!ニュース
 ◆オープン戦・西武4―2DeNA(23日・ベルーナドーム)  昨シーズンに91敗を喫して最下位に沈んだ西武は、今季のオープン戦で4連続完封勝利を飾るなど好調を維持。最終戦は11安打で4得点してD

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