4月19日(金)18時・ベルーナドーム
ソフトバンク 000 000 100|1
西 武 001 000 10×|2
(ソ)●有原(3敗)、尾形ー海野、嶺井
(西)○今井(2勝1敗)、S平良(4S)ー古賀悠
本拠地で大事なカード頭を取った。西武が投手戦を制して3連勝を遂げ、開幕4連敗から続いた借金を完済。今井達也の力投に、打線が応えた。
エース今井がノーヒットワンラン
エースの魂の叫びだ。8回を1失点ながら9奪三振で無安打に封じ、2勝目を挙げた。
初回に先頭打者に四球を与えたが、後続を断つと、二回からはスイスイと打者を手玉にした。七回に再び先頭の佐藤直樹に四球を与え、盗塁も許してファーストゴロで進塁され、山川穂高のサードゴロの間に生還。無安打ながら失点を許した。
ただ、味方がすぐに勝ち越し。再び1点リードの八回は、空振り三振とキャッチャーゴロに続き、投じた117球目に最後の打者を空振り三振。雄叫びを上げ、胸を叩いて喜びを爆発させた。最終回は平良海馬がわずか7球で三者凡退で締めた。
西川が殊勲の勝ち越し打
西川愛也の勝負強さが増している。1ー1の同点とされた直後の七回。先頭の古賀悠斗が左前打で出ると、滝澤夏央が初球で犠打に成功。ここで西川が初球を鋭く打ち返し、ライトへの勝ち越しタイムリーツーベースを放った。終盤に貴重な1点をもぎ取った。
西川はこの日2安打で打率.284に。開幕から11試合は2番、その後は長谷川信哉が不調で外れた1番に定着。盗塁もすでに五つ決め、打線をけん引する働きぶりを見せている。一方、打撃の調子を上げて2番に定着していたショート源田壮亮が試合途中で退き、登録抹消に。渡部聖弥、岸潤一郎に続き、守備の要の負傷は大きな痛手だが、代役選手の台頭に期待するしかない。
西武は19日、源田壮亮内野手が右大腿直筋損傷で全治1、2週間と診断されたと発表した。同日、出場選手登録を抹消された。代わって24年目の栗山巧外野手が今季初めて登録された。
源田は前日18日のソフトバンク戦で患部に痛みが出たことで5回の守備からベンチに退いていた。19日は試合前練習には参加しなかった。
西口文也監督は「早けりゃもう1週間ぐらい。1週間もかからないかもしれない。春のオープン戦の時ぐらいで大事をとって。抹消して、しっかりまた治療した方がということ。早かったら最短の10日で戻ってくる」と状況を説明した。

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