西武、ソフトバンクに2連勝

試合雑感

4月5日(土)14時・みずほPayPayドーム

西    武 002 000 400|6

ソフトバンク 000 020 001|3

(西)○隅田(1勝)、甲斐野、平良ー古賀悠

(ソ)大関、●ヘルナンデス(1敗)、尾形、藤井、大山ー海野

▽本塁打 【西】古賀悠斗1号(三回ソロ=大関)

 西武は5日、雨天中止となった楽天戦を経て初登板となった隅田知一郎が先発。ソフトバンクの大関友久との左腕対決となった。

 打線は三回、古賀悠斗のチーム初安打が、先制のソロホームランに。西川愛也のタイムリーでさらに1点を加えた。2−2の七回には、源田、ネビンのタイムリーとセデーニョの犠牲フライで一挙4点を勝ち越した。

 投げては隅田が7回を2失点に抑え、初勝利を手にした。

古賀悠が隅田を助ける一発

 一、二回のピンチをしのいだ後、均衡を破った。早打ちのアウトで淡白さが目立った打線が、一発で目覚めた。1死から8番捕手の古賀が2ボール2ストライクからの6球目、低めのストレートをセンター方向へ運び、飛球はぐんぐん伸びてラッキーゾーンに入った。オープン戦で打撃好調ながら、前日まで11打数2安打とやや苦しんでいたが、序盤で隅田をバットでも助ける貴重な先制点を手繰り寄せた。

 これで大関のリズムを崩したか。2死走者なしから1番長谷川信哉が低めを見極めて四球で出塁。さらに西川愛也への4球目で、長谷川が盗塁に成功した。西川は7球目をしぶとくレフト線に落とすポテンヒットが二塁打となるタイムリー。今季期待の1、2番コンビで追加点を奪った。

 さらにネビンがサードへ叩きつける打球で、一塁山川穂高のエラーを誘い、セデーニョも粘って四球を選び、満塁の好機。ここで前日3打数3安打5出塁と大暴れした渡部聖弥だったが、二ゴロに倒れた。

源田が殊勲の勝ち越し打

 2ー2で迎えた七回、代わったヘルナンデスに西武打線が襲いかかった。先頭の外崎修汰があとわずかでフェンスを越える打球を放ち、センター周東が追いつきそうになるも、取れずに三塁打に。1死となり、源田が2ストライクと追い込まれてからセンターへタイムリーを放って勝ち越した。

 さらに長谷川のヒットと西川の四球で満塁とし、ネビンが2点タイムリーツーベース。続くセデーニョが犠牲フライを放った。上位打線が理想的な機能を果たした形だ。

初先発隅田が好投

 先発予定日から4日遅れで、場所も相手も変わってマウンドに立った隅田。初回に昨季19打数9安打と打たれた先頭の周東右京にいきなり二塁打を浴びた。続くダウンズを三塁ファウルフライに打ち取ると、柳田悠岐、山川穂高に対し、カーブとチェンジアップを主体に連続で空振り三振を奪い、後続を断った。

 最大のピンチは五回。連打と犠打、四球で1死満塁とされ、打席は最も苦手とする周東に。3ボール1ストライクから外寄りの真ん中に入った変化球を捉え、センターへの2点タイムリーを浴びた。この間に二塁ランナーを挟殺し、続くダウンズは空振り三振とした。

 六回は三者凡退で味方の援護を呼び込むと、七回も三者凡退で締め、勝ち投手の権利を手にした。続く八回は甲斐野央が古巣相手にフライ三つで片付けると、九回は新守護神の平良海馬が1点を許したが逃げ切った。

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