いよいよプロ野球開幕

データ

 プロ野球が3月28日、開幕する。ダントツ最下位からの巻き返しを図り、西口文也新監督が率いる西武は、本拠地ベルーナドームで日本ハムとの3連戦からスタート。開幕投手は2年連続で今井達也が担う。一方、昨年2位の日本ハムは、就任4年目となる新庄剛志監督の下で戦力が充実。優勝候補にも挙がり、オープン戦では1位と好調で開幕戦を迎える。

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開幕スタメン比較

 今季の開幕1軍メンバーが発表され、まず野手陣を見ていくと、けがが心配されたセデーニョと源田壮亮が無事に登録。支配下登録されたばかりの仲田慶介がメンバー入りを勝ち取った。遅れて1軍に昇格した元山飛優、野村大樹、ベテランの中村剛也も名を連ねた。ミスターレオの栗山巧は漏れたが、2軍出場は続けており、いずれ昇格する時が来るだろう。

捕手 22古賀 悠斗 27炭谷 銀仁朗 53牧野 翔矢

内野手 00仲田 慶介 5外崎 修汰 6源田 壮亮 30元山 飛優 39平沢 大河 40セデーニョ 60中村 剛也 62滝澤 夏央 67野村 大樹

外野手 8渡部 聖弥 26ネビン 31平沼 翔太 51西川 愛也 63長谷川 信哉

 開幕スタメンは大方、オープン戦から予想できる。昨年、一昨年と比べ、外崎修汰、源田壮亮、古賀悠斗の3人以外はガラリと変わりそうだ。特に昨季のスタメンは、1番金子侑司が引退し、2番若林楽人は巨人へトレードされ、外国人のアギラー、コルデロは1年で退団し、ブランドンは戦力外と5人がチームを去ることに。開幕スタメンが機能するかどうかは今季を占う上でも重要な指標になりそうだ。

2025年(予想)2024年2023年
9 長谷川信哉8 金子侑司8 ペイトン
8 西川愛也9 若林楽人5 マキノン
3 ネビン4 外崎修汰4 外崎修汰
DH セデーニョ3 アギラー3 山川穂高
7 渡部聖弥DH 中村剛也DH 栗山 巧
5 外崎修汰5 ブランドン2 柘植世那
4 元山飛優7 コルデロ6 山村崇嘉
2 古賀悠斗2 古賀悠斗9 愛  斗
6 源田壮亮6 源田壮亮7 金子侑司

 開幕ダッシュに向けて鍵を握るのは長谷川、西川の1、2番コンビだ。この2人がつないでチャンスを広げ、3番ネビンが走者を返すのがオープン戦の得点パターンだった。昨季15本塁打のセデーニョ以外はホームランはあまり期待できないだけに、上位打線で確実に点を取って勢いづけたい。

投手陣は「(平良)海馬につなぐ」

 投手陣は、昨季新人王の左腕武内夏暉が出遅れたが、今季は厚みを増した。大きな変化は、平良海馬が先発から守護神に回ったことだ。開幕前、豊田清コーチは「海馬につなぐ」を合言葉に団結を促した。

 12渡邉 勇太朗 13高橋 光成 19佐藤 隼輔 34甲斐野 央 43羽田 慎之介 45ウィンゲンター 48今井 達也 54黒木 優太 56ラミレス 57黒田 将矢 61平良 海馬

 開幕3連戦は今井達也、渡邉勇太朗、高橋光成と本格派右腕を並べそうだ。今井は計算が立つだけに、初戦に勝ち、飛躍を期す渡邉、復活に懸ける高橋にいい形でつなげたい。

 中継ぎ陣は昨季実績のある佐藤隼輔、けがに泣いた甲斐野央、新外国人2人が順当に入った。左腕のホープ羽田慎之介、速球が持ち味の黒田将矢は伸びしろがあり、楽しみな存在。支配下登録を勝ち取った黒木優太も大きな戦力となりそうだ。

 勝ちパターンは佐藤隼、ウィンゲンター、平良か。開幕戦は先取点を取って先発今井が長いイニングを投げ、逃げ切るのが理想だろう。

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